マーチンゲール法は2倍配当のゲームに有効な戦略です。
【2倍配当のゲームと言えば…?】
- ブラックジャック
- バカラ
- ルーレット(赤・黒 / 奇数・偶数 / (1-18)・(19-36))
理論上は”必ず勝つ”とされており、カジノで遊んだことがある方であれば一度は耳にする戦略です。
今回は、そんな”最強”とも名の呼び高い「マーチンゲール法」について、デメリットなども交えながら解説していきたいと思います。
マーチンゲール法の進め方
$1ベットからスタートし、負ける度にベット額を2倍にしていきます。(勝利した場合は$1にリセット!)
「$1→$2→$4→$8→$16」
どれだけ連敗しようと1度勝てば、負け分を取り戻し利益が出るのです。
例えば、こんな感じ↓
マーチンゲール法(2倍配当ゲーム) | ||||
---|---|---|---|---|
ゲーム回数 | ベット額($) | 勝敗 | 損益 | 累計収益 |
1回目 | 1 | 負 | -1 | -1 |
2回目 | 2 | 負 | -2 | -3 |
3回目 | 4 | 負 | -4 | -7 |
4回目 | 8 | 負 | -8 | -15 |
5回目 | 16 | 負 | -16 | -31 |
6回目 | 32 | 勝 | 32 | 1 |
7回目 | 3 | 負 | -3 | -2 |
8回目 | 6 | 勝 | 6 | 4 |
9回目 | 4 | 負 | -4 | 0 |
10回目 | 8 | 負 | -8 | -8 |
11回目 | 16 | 負 | -16 | -24 |
12回目 | 32 | 勝 | 32 | 8 |
終了 | 累計収益 | 8 |
ただし、注意してほしい点が1つ。
注意点
ベット額がすぐに大きくなってしまうため、手持ちがなくなる前に勝たなければいけません。
マーチンゲール法を実際にシミュレーション
さて、ここからは1度、あなたの代わりに編集部がマーチンゲール法をシミュレーションしてみたいと思います。
まずは$1からスタートしていくのが定石です。
赤に$1ベットしましたが、今回は外れです。
ここから2連敗し、「$2→$4」と損失を出してしまいました。
となると、次は$8ベットです。
ここでようやく勝利です!勝利したので、$1ベットに戻るわけですが、ここまでの収益は+$1となります。
このようにほとんどの場合は、4連敗か5連敗あたりで勝利することが多い感覚です。
今回はこの流れで進めていき、最終的には以下の結果となりました。
マーチンゲール法(2倍配当ゲーム) | ||||
---|---|---|---|---|
ゲーム回数 | ベット額($) | 勝敗 | 損益 | 累計収益 |
1回目 | 1 | 負 | -1 | -1 |
2回目 | 2 | 負 | -2 | -3 |
3回目 | 4 | 負 | -4 | -7 |
4回目 | 8 | 勝 | 8 | 1 |
5回目 | 1 | 勝 | 1 | 2 |
6回目 | 1 | 勝 | 1 | 3 |
7回目 | 1 | 負 | -1 | 2 |
8回目 | 2 | 負 | -2 | 0 |
9回目 | 4 | 勝 | -4 | -4 |
10回目 | 8 | 勝 | 4 | 4 |
11回目 | 1 | 負 | -1 | 3 |
12回目 | 2 | 負 | -2 | 1 |
13回目 | 4 | 負 | --4 | -3 |
14回目 | 8 | 負 | -8 | -11 |
15回目 | 16 | 勝 | -16 | 5 |
16回目 | 1 | 勝 | 1 | 6 |
17回目 | 1 | 負 | -1 | 5 |
18回目 | 2 | 負 | -2 | 3 |
19回目 | 4 | 勝 | 4 | 7 |
終了 | 累計収益 | 7 |
今回は途中でベット額を変えずにやってみましたが、もちろんスタートベット額を上げても問題ありません。
マーチンゲール法の危険な落とし穴
理論上は、決して負けることがないとされるマーチンゲール法ですが、危険な落とし穴はあります。
それは、1度勝利する前に手持ち金がなくなってしまうことです。
1ドルから賭け始めれば、全額なくなることはないだろうと思うかもしれまん。(編集部も初めはそう思っていました。)
しかし、本当になくなるときはなくなります。編集部は、実際に839ドルの手持ちを全て溶かしてしまったことがあります…
もちろん1ドルからのスタートなので、
「$1→$2→$4→$8→$16→$32→$64→$128→$256」の通りに賭けていき、まさかの9連敗…
最後は残りの手持ち全てである”$328”を賭け、見事10連敗してしまいました…。
滅多にこんなことは起こりませんが、起こる可能性は十分あることを理解してから、マーチンゲール法を活用してみてください。
20連敗しても大丈夫なくらいの手持ちで挑む、あるいは「◯連敗したらやめる!」と決めておくの大切です。
マーチンゲール法で10連敗する確率はわずか0.1%
先ほど、編集部は実際に10連敗したという経験談をお伝えしましたが、10連敗する確率はわずか0.1%という低さ。
2倍配当ゲーム(累計損失率について) | ||
---|---|---|
ゲーム回数 | ベット額($) | 損失率(%) |
1回目 | 1 | 50% |
2回目 | 2 | 25% |
3回目 | 4 | 12.50% |
4回目 | 8 | 6.25% |
5回目 | 16 | 3.13% |
6回目 | 32 | 1.56% |
7回目 | 64 | 0.78% |
8回目 | 128 | 0.39% |
9回目 | 256 | 0.20% |
10回目 | 512 | 0.10% |
上記の表のように、7回目以降は1%を切る確率なので、相当なことがない限りは数百ドル負けるようなことはありません。
しかし、やはりカジノの実戦では何が起こるかわからないので、十分に注意しましょう。
マーチンゲール法の注意点
最後にマーチンゲール法を使う上での注意点をお伝えしておきます。
1.ゲームによってはベット上限額が設定されている
オンラインカジノでは、テーブによっては最低~最高のベット額が設定されています。
ほとんどのテーブルでは、最低限度額しか設定されていませんが、念の為チェックするようにしておきましょう。
2.所持金に余裕を持っておく
なんと言ってもマーチンゲール法の最大の懸念点は、所持金がなくなってしまうことです。
5連敗→$31
6連敗→$63
7連敗→$127
このように$1ベットでスタートした場合でも、最低200ドル、余裕があれば500ドル以上は用意しておきたいところです。
また、無くなっても問題ないお金で賭けることをおすすめしておきます。
理論上は必ず勝てる!?マーチンゲール法まとめ
最後にもう一度マーチンゲール法のポイントをまとめておきたいと思います。
【ポイント】
- 負けた金額の倍の金額をベットする戦略
- 理論上、一度勝てば負け分は取り戻せるため負けない
- しかし、10連敗などすると所持金が無くなってしまうため注意
ギャンブルにおいて、絶対負けないとは言い切れません。20連敗、いや30連敗することだって限りなく低いですが、可能性はあります。
なので、無くなっても良いと割り切れる金額の範囲で、楽しみながらプレイしてみましょう!でも、どーせやるなら勝ちたいですから、マーチンゲール法を適切に使ってやりましょう!